起業12のルール

青色申告|承認申請書の提出期限

2018/12/04

この記事は、主婦の起業|知っておきたい12のルールの【第1章-3.青色申告承認申請書の提出期限】です。

--主婦が起業を選択する理由--

・強みやスキルを活用し収入が欲しい
・隙間時間で稼ぐ事から始めたい
・ライフプランにあわせたお金が必要
・自分のできることで他人を喜ばせたい
・私らしく生きたい

 

上記などの理由から、主婦やママの起業が増えています。

ご自身の商品・サービスで継続的にお客様から対価(お金)を頂く個人自営業者になったことを宣言する「開業届」の提出は開業の事実から1か月以内です。

詳しくは→【第1章-2.開業届出す?出さない?】

 

「開業届」と一緒に税務署へ提出しておくと良い書類がもうひとつあります。

それは「青色申告承認申請書」(あおいろしんこくしょうにんしんせいしょ)です。

 

「青色申告承認申請書」

の提出期限

知っていますか?

 

姫子さん
こんにちは!姫子です。「開業届」は1か月以内。「青色申告承認申請書」は確か・・・2か月以内だったような。

 

FPきよねぇ
そうです。「青色申告承認申請書」は事業開始の事実があった日から2か月以内の提出が基本です。「開業届」と一緒に提出すれば忘れないのですが・・。提出していない方もいらっしゃる様ですので、その辺を勉強しましょう。

 

青色申告承認申請書の提出

 

「青色申告承認申請書」とは?

個人事業の確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。

青色申告は、白色申告よりも詳しく帳簿付けをする必要がありますが、白色申告に比べて節税(税金負担を減らせる)などのメリットがあります。

 

「青色申告」の代表的なメリットは以下です。

- 青色申告の代表的なメリット -

① 65万円分もしくは10万円分の控除(税金負担を減らせる)を受けれる

② 家族に払った給料を経費扱いにできる

③ 赤字を翌年以降3年繰り越した所得額で申請できる

④ 30万円未満のものを一括でその年の経費にできる

(それぞれに条件あり)

 

『メリットに対してデメリットはあるの?』と聞かれた場合

数字が苦手!帳簿付けが苦手!という主婦やママ起業の女性にとって

詳しく帳簿付けをする必要がある

がデメリットと言えるのかもしれません。

 

青色で確定申告をするには、最寄りの税務署へ「青色申告承認申請書」を提出しておく必要があります。

この申請書は「開業届」同様、税務署にあります。

国税庁のWEBサイトから申請書のPDFファイルをダウンロードし印刷、自宅で記入してから税務署へ持っていっても構いません。

郵送でも受け付け可能ですが、その際は事前に管轄税務署に電話で確認しておくのが良いでしょう。

国税庁サイト/所得税の青色申告承認申請手続き

 

姫子さん
確かに・・・詳しい帳簿付けを考えると頭が痛いです。今年は白色申告にします~(>_<)

 

FPきよねぇ
帳簿付けは事業主の仕事です。お金の出し入れの事実を記入することも義務です。白色申告であってもそれは同じ。ただ、開業1年目は白色申告の帳簿付けに慣れ、その後青色申告に切り替えるといった個人事業主さんもいらっしゃいます。

 

姫子さん
青色申告のメリットを感じる稼ぎになってから「青色申告承認申請書」の提出でも良いということですね。

 

FPきよねぇ
勿論、大丈夫です。その場合の「青色申告承認申請書」提出期限について確認していきましょう!

 

「青色申告承認申請書」の提出期限

・「開業届」は提出しているけれど、上記の -青色申告の代表的なメリット- の効果を得られるほどの売り上げ目標が見えず、「青色申告承認申請書」を提出していません!

または、

・お小遣い程度の稼ぎが所得税や住民税の対象金額となり、その額を確定申告したい。「開業届」と「青色申告承認申請書」はいつ提出するの?

と、悩まれている主婦やママ起業の方は、以下を参考にして下さい。

 

【個人事業を新規開業する場合】

■1月1日~1月15日迄に開業した場合■
その年の3月15日迄が提出期限
(例:2018年1月10日に新規開業→2018年3月15日迄に提出

■1月16日以降に開業した場合■
開業日から2ヶ月以内が提出期限
(例:2018年9月5日に新規開業→2018年11月5日迄に提出)

上記の例のふたつとも、2019年2月18日~3月15日の間に、2018年度分の会計を青色申告で提出します。

 

【既に個人事業を開業している場合】

白色申告から青色申告に変更したい場合は、青色申告したい会計年の、3月15日までが提出期限

■2015年に開業、2018年10月1日に提出■
→2019年分から青色申告できる(2020年2月18日~3月15日に確定申告)

■2015年に開業、2019年3月1日に提出■
→2019年分から青色申告できる(2020年2月18日~3月15日に確定申告)

■2015年に開業、2019年3月20日に提出■
→2020年分から青色申告できる(2021年の2月18日~3月15日に確定申告)

 

となります。(3月15日が土日にあたる場合は翌月曜が確定申告最終日)

青色申告の申請は一度出せばそれ以降も青色申告となります。
毎年、税務署へ「青色申告承認申請書」を提出する必要はありません。

 

aoirosinkoku

 

姫子さん
「青色申告承認申請書」を提出していても、白色申告にて確定申告をすることはできますか?手続きが必要ですか?

 

FPきよねぇ
そういったことありますね。その場合の手続きは特にありません。次の項目で白色申告への変更について確認しましょう。

 

「青色申告」を白色申告に変更できる?

「青色申告承認申請書」を提出していても、白色申告にて確定申告をすることはできます。

『青色での確定申告は、帳簿の種類が多すぎて面倒です~』

と、仰る方が多いのも事実の様です。その場合、白色で確定申告をすることは可能です。(もちろんその場合は青色申告のメリットは受けられません。)

一次的に白色申告に戻すだけであれば、特別な手続きは必要ありません。

(注:税務署から取り消しされることはあります)

正規の帳簿(複式簿記)の記入を行い損益計算書と貸借対照表を作成しなければならず、ここが起業したての女性に多い『面倒です~』『難しくて解らない!』と、一次的に青色から白色に変更したい理由のひとつなのでしょう。

 

しかし、正規の帳簿(複式簿記)記入と提出は、青色申告の一番のメリットである65万円の控除を受ける場合の条件です。

青色申告控除には、その65万円の控除と10万円の控除の2種類がありましたね。(青色申告の代表的なメリット①の通り)

簡易の帳簿(単式簿記)の記入と提出であれば、10万円の控除の活用で青色申告ができますよ。

簡易の帳簿(単式簿記)の記入とは損益計算書のみ。つまり貸借対照表は書かなくて良いのです。

正規の帳簿(複式簿記)記入が面倒、または、1年間の所得が65万円もなかった。

などの場合は、白色申告へ変更するよりは、10万円の控除が活用できる青色での確定申告をお勧めします。

 

「青色申告」の取消し

税務署へ提出する帳簿に不備がある場合や、そもそも帳簿をつけていない、税務署の指示に従わない場合は、当然のように青色申告の取り消し対象となります。

また、2年連続で無申告、期限までに申告しない場合も青色申告の取り消し対象となります。

注意が必要ですね。

「開業届」を提出していれば勿論、確定申告を行っているはずでしょう。

「青色申告承認申請書」を提出している場合は対象の帳簿を作成し、期限内(2/16~3/15)の確定申告を忘れないように心がけましょう。

青色申告が一旦取り消されると、1年間は再申請ができません。

青色申告の適用は申請の翌年になるため、再適用は最短でも翌々年になります。

例:2019年3月31日に取り消し→再申請は2020年4月1日以降→青色申告開始は2011年分から
つまり・・・2019年、2020年は白色申告(税務署の判断によっては2018年から3年分)

 

姫子さん
やはり、計画性が大切なんですね。私を含め主婦が起業する時に知っておかなければならないことたくさんありますね。

 

 

「青色申告」他、12のルール

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FPきよねぇ
「12のルール」=長く続く経営に必要な「様々なお金と法規」が中心です。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。長きに渡りお客様から愛される経営者としてのご活躍を祈念申し上げております。

 

2級ファイナンシャル・プランニング技能士
熊野聖己(きよねぇ)

メール:info@fp-kiyone.com
Facebook:kiyomi.kumano.7



 


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FPきよねぇ

ママや主婦を対象に起業後の働き方と経理知識をサポートしている、どの金融会社にも属さない完全フリーのファイナンシャル・プランナーきよねぇです。札幌市在住。

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