パート主婦 家計 起業女性

主婦のパートと起業、収入の違い

2017/08/30

パート主婦や起業女性の働き方一つで変わる家計のアドバイスをしている、札幌のファイナンシャル・プランナーきよねぇです。

 

執筆中

 

パート主婦の起業

パート主婦は大忙し。終わりのない家事をこなし、家族のことを一番に考え自分のことは後回し。

小さな子供を抱えているとなると、幼稚園、保育園、学校、習い事、部活動送迎。各行事や参観日も欠かせない。時には子供の発熱、思わぬ怪我で病院通いで更に時間が奪われる。

子供のことだけではなく、ご主人、実家、親戚付き合い。地域のコミュニケーション活動も欠かせないですね。

しかし、それらを上手にこなし、時間をつくり、パートに出かける姿は実に頼もしい女性像です。

 

最近、そんな忙しいパート主婦も、資格や趣味を活かし、お家起業(プチ起業)ができる環境になりましたね。

必要としている方へ必要な情報やモノ、サービスを届ける自分だけのブランドづくり。

その先には

・やっぱり家族との時間を大切にしたいから

・自分のやりたい仕事をやりたいようにやりたいから

・将来のライフプラン上お金をたくさん稼ぎたいから

そんな思いがあっての行動(起業を目指す)なのでしょうね。

であれば、お家起業(プチ起業)と言わず、活動の幅を広げプランディング力を高め、個人事業主として活躍してほしいと願います。

 

かく言う私きよねぇも会社員から独立開業した起業家のひとり。

パワー溢れる素敵な女性にたくさんお会いする機会が増えたことがとても嬉しいです。

 

ところで、いずれはパートを辞め起業1本で収入を得たい。そんな風に考えている貴女、幾ら稼ぐか計画は立てていますか?

Question?

1.パートくらいの収入があればいい?

2.起業収入で会社員(正社員)並みの収入が欲しい?

3.パートは辞めずに起業でプラスの収入が欲しい?

 

パート主婦と起業主婦の家計の違いは?

お金を稼ぐことは税法上のルールに従わなくてはなりません。

それによって、家計(世帯総収入)も大きく変わってきます。

主婦が働くことにより家計が増えるとは限らない。場合によってはサラリーマンの夫の収入も変えてしまうことを理解しなくてはなりません。

 

では

■パート収入→給与所得

■起業(個人事業)収入→事業所得

このふたつ、いったい何がどう違うのか、ご存知でしょうか?

 

その前に

■サラリーマンの夫の扶養内

■サラリーマンの夫の扶養外

扶養内、扶養外でも家計に大きな違いが生まれます。

サラリーマンの夫に扶養されているのであれば、税金面、健康保険、年金の点で夫の負担を軽くし、専業主婦の妻が困らない様にする優遇措置があるからです。

 

パート収入も起業収入もサラリーマンの夫の扶養内で活動したいと考えの方は、更に分かれますよ。

■税法上の扶養内

■社会保険上の扶養内

どうでしょう?

なんだか難しく聞こえますか?

 

しかし、以上の3点の違いを理解した上で起業収入を選択すれば、思わぬ落とし穴にはまることもありません。

思わぬ落とし穴とは、労働時間と対価(労働報酬)のバランスが崩れるという事。

税金額や社会保険料納入額が後から判るより先に分かっていた方が、そのバランスが例え崩れても、事前に対処できます。

 

家計を守る主婦として、仕事ににかける時間や、お客様へのサービス提供や、その価格のバランス、手元に残るお金が判れば、自信をもって仕事ができるのではないでしょうか。

 

今までのパートは勤務先の労働時間に沿って仕事をこなし、決まった対価を得ることでした。

起業は貴女の考えで労働時間を選び、受け取る対価さえも自分で決める。

 

月に10万円欲しいなら10万円が手元に残るの価格設定をするというルール(法規)があることを知りましょう。

 

所得の計算

 

主婦のパート収入→給与所得

主婦でも一定の収入を超えれば様々な税金や社会保険の対象になります。

その一定基準を決めるのが給与所得となります。

給与所得とは何?

源泉徴収前(所得税が引かれる前)の給与・賞与などの収入金額から給与所得控除額(※1)を差し引いた金額のことを指します。

給与所得控除額(※1)とは会社員・パートの必要経費とみなされており、給与収入の金額に応じて決められています。

・給与年収が180万円以下の場合:給与年収×40% ただし、65万円未満のときは65万円

年収ー給与所得控除額(※1)65万円=給与所得 です

 

すなわち

パートA子さん

時給1000円で週20時間×4週働くと 8万円/月額になります。

年収は96万円ですね。

90万円ー(※1)65万円=25万円

よって、給与所得額は25万円です。

 

主婦の起業(個人事業)収入→事業所得

では、起業(個人事業)収入の場合は、その一定基準を決めるのが事業所得となります。

事業所得とは何?

個人事業主が事業によって得た収入から仕入れ・経費(※2)を差し引いた金額のことを指します。

収入ー仕入れ・経費(※2)=事業所得 です

 

すなわち

起業B子さんが1/1~12/31に、お客様から得たお金が120万円

その年の仕入れ・経費(※2)が50万円だとすると

120万円ー(※2)50万円=70万円

よって、事業所得額は70万円です。

 

主婦がサラリーマンの夫の扶養内でいるためには

サラリーマンの夫の扶養には税法上の扶養(配偶者控除)と社会保険上の扶養があります。

 

主婦の「税法上の扶養(配偶者控除)」

サラリーマンの夫の税法上扶養内(配偶者控除)を受けられる基準を決めるのは、パートの給与所得または起業の事業所得の金額によります。

その金額とは、パートの給与所得または起業の事業所得が所得税の基礎控除以内であること。

基礎控除とは?

所得税や住民税の計算をする際に、誰でも等しく適用される控除です。

所得税の基礎控除額は38万円、住民税の基礎控除額は35万円

 

パートA子さん

給与所得額ー所得税の基礎控除額=0円以下であれば税法上扶養内

当てはめてみましょう

25万円ー38万円=△13万円なので0円以下ですね。

よって、

サラリーマンの夫の税法上扶養内(配偶者控除)です。

 

起業B子さん

事業所得額ー所得税の基礎控除額=0円以下であれば税法上扶養内

同じく当てはめてみましょう

70万円ー38万円=32万円なので0円以上となり

すなわち、

サラリーマンの夫の税法上扶養外(配偶者控除適用外)となります。

 

では、サラリーマンの夫の税法上扶養外(配偶者控除適用外)になると、どのくらいの影響があるのでしょう?

ご主人の年収にもよりますので、正しい数字は出せませんが、平均的なサラリーマン家庭で約5万円~10万円の負担増になります。

 

えっ??

えっ??

そうです、税法上扶養外になると年間約5万円~10万円の負担増です。

 

主婦の「社会保険上の扶養」

社会保険上の扶養とは?

パート先の労働基準にもよりますが、年収130万円以下の収入(見込み)で働くことで妻は社会保険の加入をしなくてよい

すなわちサラリーマンの夫の社会保険上扶養内でいられるという意味です。

 

パートA子さん

年収は96万円の見込みで、且つ上記既定の130円以下ですので、サラリーマンの夫の社会保険上扶養内です。

すなわち、家族(被扶養者)として健康保険の対象。国民年金第3号保険者となります。

 

起業B子さん

年収は120万円の見込みで、且つ上記既定の130円以下ですので、サラリーマンの夫の社会保険上扶養内です。

しかし、注意があります!!

サラリーマンの夫の勤務先加入健康保険組合の規約によっては、妻が開業届を提出した場合、年収130万円の収入(見込み)に満たない場合でも妻を被扶養者として認めないこともあります。その時点で社会保険上扶養外となってしまいますから夫の会社に確認しましょう。

 

では、サラリーマンの夫の社会保険上扶養内から外れると、どのくらいの影響があるのでしょう?

事業の年収140万円の見込みで調べてみました。

且つ上記既定の130円以下から外れますので、妻が自分で社会保険(国民健康保険と国民年金)加入することになります。

・国民健康保険料:約13万円/年

・国民年金保険料:約19.7万円/年

合計約32万円です。

 

えっ??

えっ??

そうです、妻の社会保険料だけで年間約32万円の負担増です。

この他にも、所得税、住民税の負担もあります。

 

以上のように、月に10万円欲しいなら10万円が手元に残るルール(法規)があることを知りましょう。

 

いかがでしょうか。

お金を稼ぐことは主婦に限らず、国や会社のルールに従わなくてはなりません。

今までと違った働き方を選択する訳ですから、選択方法によって、家計も大きく変わってきます。

 

主婦が働くことによりサラリーマンの夫の収入も変えてしまうことを理解していただけましたか。

 

主婦のパートは辞めずに起業でプラスの収入が欲しい?

今までのパートも辞めるつもりはない。

何故なら、起業が個人事業収入として継続に得られる自信が未だないのでと、仰られる主婦の方がいらっしゃいます。

それも選択のひとつですね。

但し、ダブルの収入によって計算方式も違ってきますので、そこを理解する必要があります。

勿論、(給与所得+事業所得額)ー 所得税の基礎控除額(38万円)=0円以下であれば税法上扶養内

しかし、パート収入と起業収入の両方を得ることは、0円以上に該当する事となり税法上扶養外となりまよ。

 

社会保険上の扶養はどうでしょう?

給与年収+事業の年収=130万円を超える訳ですから、妻が自分で社会保険(国民健康保険と国民年金)加入することは逃れませんね。

※パート先の社会保険(組合健康保険と厚生年金保険)に加入でも可

 

以上を意識した活動を起業初期から念頭に置いた考えを持つことが起業家です。

 

主婦のパートと起業、収入の違い

もっと具体的に知りたい方は講座や個別勉強会に参加下さい。

小学生にも分かる説明と好評を頂いています。

主婦が起業する上で知っておかなければならない「お金、税金、社会保障制度」の勉強会。

実際に数字を書き出して説明しています。

ファイナンシャルプランナーきよねぇの実体験も聞けますよ。

また、簡単にできる売上、経費の記入方法もお伝えしています。

 

グループ講座風景

 

パート主婦、起業女性の為の講座のご案内

20年間の金融業界の知識と中小企業の節税対策に携わった経験を活かし、ファイナンシャル・プランナーとして幅広いお金の知識を小学生にもわかる言葉と説明で講座や個別勉強会をさせていただいています。

きよねぇは完全フリーのファイナンシャル・プランナーですので、金融商品の販売はしていません。また、確定申告の記帳代行、税金の計算は税理士法で禁じられていますので、ご自身でお願い致します。

「家計を守る女性の働き方講座」

札幌開催(グループ講座)毎月開催中です。
詳細と申込みは→こちらから

 

「起業女性の為の(経理・税務知識)個別勉強会」

1対1の相談会です
◆火、金、土曜で受付中◆

詳細と申込みは→こちらから

 

-パート主婦, 家計, 起業女性
-, ,